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蒼依「分かんない…。」
龍汰「え??」
龍汰は、頭に?を浮かべる。
蒼依「もの心着いた頃には、もう決まってたし…。ずっと、傍にいて。幼なじみみたいな関係。でも、『好きか?』って聞かれたら分かんない。」
蒼依は、顔をあげずに話し続ける。
蒼依「いつも1番傍にいたから、余計分からない。傍にいすぎたから…。」
蒼依が涙をこらえていると、龍汰も話し出した。
龍汰「じゃぁさ…。一ヶ月だけ。お試し期間って事で付き合ってよ。」
蒼依「一ヶ月だけでいいの??」
今度は、蒼依が頭に?を浮かべる。
龍汰「一ヶ月付き合って、好きにならなきゃ終わり。好きになれば…。分かるよな?」
蒼依は、コクンと頷く。
蒼依「分かった。好きになったら、その時は…付き合うよ。」
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