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下駄箱に着くと、そこには暁がいた。
“まだ‥‥あたしに気づいてないよね”
――――?
“まただ‥‥あの顔してる‥”
―暁は、いつも気づくと……切ない顔してあたしを、待っててくれる‥‥‥毎日あたしにウザイくらい、うるさいのに
―カタンッ
「あっ!!(ヤバイ!見つかった?)」
とっさに、隠れ様とした?けど、その場に座りこんでしまった。
―うゎぁ――何してんのぉ!あたし!!恥ッ!―
亜矢が、真っ赤にした顔を、必死に隠していると‥‥
「亜矢?だよなぁ?」
暁が、近づいて来るのが、足音で分かった。
勢いよく振り返ると‥‥
すぐ後ろに、暁が立っていた。
「おぉ、やっぱり亜矢だ。笑」
さっきの、切ない顔とは一転して‥‥朝の様な、かわいい笑顔だった。
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