そんな彼に‥‥

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下駄箱に着くと、そこには暁がいた。 “まだ‥‥あたしに気づいてないよね” ――――? “まただ‥‥あの顔してる‥” ―暁は、いつも気づくと……切ない顔してあたしを、待っててくれる‥‥‥毎日あたしにウザイくらい、うるさいのに ―カタンッ 「あっ!!(ヤバイ!見つかった?)」 とっさに、隠れ様とした?けど、その場に座りこんでしまった。 ―うゎぁ――何してんのぉ!あたし!!恥ッ!― 亜矢が、真っ赤にした顔を、必死に隠していると‥‥ 「亜矢?だよなぁ?」 暁が、近づいて来るのが、足音で分かった。 勢いよく振り返ると‥‥ すぐ後ろに、暁が立っていた。 「おぉ、やっぱり亜矢だ。笑」 さっきの、切ない顔とは一転して‥‥朝の様な、かわいい笑顔だった。
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