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次の日は、空いてる時間があれば京子にお菓子作りのことについて質問攻めた。
「めれんげって何!?」
「湯煎ってどうすんだ!?チョコにお湯を入れるのか?」
「粉ふるうって…どうゆぅこと!?巻き散らすのか!?」
etc・・・
さすがの京子も痺れを切らして、あたしからお菓子の本を取り上げると簡単に目を通し、再びあたしに返した。
「よし!!明日は土曜だし…うちで一回作ってあげるから、よぉく勉強しなさい!!オッケー?」
「まぢっすか!?
サンキュー京子♪♪♪」
あまりの嬉しさに抱きついたあたしを、はがすことなく「ハイハイ。」となだめるあたり、京子は大人だなと感じる。
放課後、お菓子作りに必要な道具や材料をそろえるために、京子と買い物に出かけた。
ラッピングの袋とか、入れ物とかの種類の多さにはビックリだ。どれにしようか迷った挙げ句、楓のイメージカラーっぽい黄緑色と黄色のチェックの袋に決めた。
こうして買い物していると、なんだかお菓子作り初心者の自分でも作れる気がしてくるのが不思議。
絶対楓に「うまい!」って言わせてやる!!
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