第1話 新しい出会い

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その時、玄関から声がした。 「「「「ただいま!!」」」」 4姉妹が帰ってきたみたいだ。 「お帰り。みんな、たっくんが来てるわよ~。」 あやちゃんが、玄関でそう言った瞬間に、バタバタと何か慌ただしい音がした。 音がした方を見ると、4姉妹が飛び付いて来た。 「うわぁぁ。」 ドサ、バタバタと倒れて行く。 しかし、4姉妹は全く離れない。 さすがに、我慢出来なくなった僕はあやちゃんに助けを求める。 「あやちゃん助けて~。」 しかし、あやちゃんは僕の方を見るなり 「あやちゃん大好きだよって、言ったら良いわよ~。」 さすがに言いたくないが、このままでは死んでしまう。仕方なく 「あやちゃん…大…好き…だよ。」 「え、何。聞こえな~い。」 ぐっ、何て奴だ。 「あやちゃん大好きだよ。」 「キャァ~、うれしい。ほら、みんな離してあげなさい。嫌われちゃうわよ。」 「ハ~イ…」 4姉妹は、渋々離れて行く。 「じゃあ、みんな自己紹介して。」 ゆーちゃんが、僕の荷物を運び終りやって来た。 「「「「ハ~イ」」」」」 そして、一番右の子が立った。誰が見ても、ナイスバディで、綺麗な人だ。 「長女の凜で~す。たっくんの一個上だよ。よろしくね。」 次に立ったのは、これまた綺麗な美女だった。 「二女の椿だよ♪。私もたくちゃんの一個上だけど、凜の方が先に生まれたから、二女なんだぁ。これからもよろしくね~。」 次は、さっきの二人とは違い、童顔でかわいい女の子が立った。 「三女の紗季だよ。僕は、兄ちゃんと同い年だよ。」 「あれ、今僕って言わなかった?」 「紗季は、自分のこと僕って呼ぶんですぅ。」 「ふ~ん。」 「女の子なのに、僕って言ってちゃ嫌?」 うっ、上目使い&うるうるな目の必殺技を食らったー。一発ノックアウトだぜ。グフッ(=_=) 「嫌じゃあないよ。逆にかわいいと思うよ。」 そして、ここで営業スマイルをかました。 「ありがとう。兄ちゃん大好き。」 俺の営業スマイルは見事に避けられ。抱き付いてきた。 しかし、今回はあっと言い間に離れた。 「ちゃっと、何してんのよ。私のたっくんに。」 「離れなさいですぅ。」 ありがとう。凜姉ちゃん、椿姉ちゃん。
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