きらり

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 学校は、自分の為だから我慢できる。 母親だって、女手一つで水商売をしてまで育ててくれている母を、心からは憎めない。  だけどたまに、無性に家に帰りたくない時がある。  そんな時はいつも、母の勤め先のある飲み屋街から少し外れた、人気のない公園でずっと座っている。  父の思い出が染み付いた家に一人で居るのは苦痛ばかりだった。  家に帰りたくない……。  あそこへ行こう。
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