もしもヴラド公が1日総理大臣になったなら

閣下、交番を視察

「ふむ、ラリる・・・。おい、秘書官！『ラリる』とは何だ！」
犯人の言ってる事が理解出来なかったのか、秘書官に訊ねる。

「はっ！『ラリる』とは、日本語で麻薬等を使用していて正常な判断が出来なくなっている状態の事です！」

「・・・ほう、成る程な。」

「おい、若造。私は薬物に手を出す程愚かではない。いいか？よーく聞け？」
犯人と目線の高さを揃えてこう言った。

「磨り潰されたいのか？クソガキ！」

「ひっ」
ソレだけで死んでしまいそうな殺意をぶつけられ思わず悲鳴が漏れる。

「一体どんなクズに育てられたら、貴様の様な善悪の区別も出来ない恥知らずが育つんだ？あぁ！？」
閣下は薬物中毒者呼ばわりされた事で怒り心頭の御様子だ。