閣下、交番を視察

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取り出されたモノ それは、両端に取っ手が付いた2m近い長大な鋸だった。 「なっ、何だよソレ・・・」 「見ての通りノコギリだが?」 「まさか、それで・・・」 「その通り、貴様の股を裂く為のモノだ」 「な、なぁ、冗談だろ?冗談だよな?散々脅しといて直前で止めるつもりだろ?冗談キツいぜ。は、はははっ・・・」 自らの運命を悟り 絶望の余り、有りもしない希望にすがり付こうとする   「冗談ではない。貴様はこれから股を裂かれるし、私はその様子を見ながらランチを楽しむ、何一つ冗談ではないよ」 ナフキンを用意し、ナイフとフォークを握り、下手人の希望を打ち砕いた   「ざっけんな!!この××××野郎!!放せ×××!!放せよ!!放してくれぇぇぇ!!!」 激しく身を捩り 涙を流し、鼻水を撒き散らしながら泣き叫ぶ それが閣下を歓ばせだけだとも知らずに・・・   「ああ、良いぞ、ちゃんと良い声で哭けるじゃないか、本番もその調子で頼むぞ。おい、早く始めろ、料理が冷める」 「はっ!」
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