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名前を挙げられた全ての議員が捕縛され、閣下の前に列べられ、眼前にはすぐにでも串刺しに出来るように二人一組で３ｍ程の細長い杭を構えた自衛隊員達が待機している。
「さて、自衛兵、始めろ・・・」
閣下が号令を下すと一斉に串刺しの刑が執行された。
口から刺されて肛門まで貫かれた者、胸から背中にかけて貫かれた者、頭頂から股間まで貫かれた者、腹を貫かれ切っ先が臓物ごと背中に突き出た者、中には目を覆うような酷い死に方をする者もいた、その惨状を目の当たりにして嘔吐する者まで出てきた。
会場内は断末魔の叫びと臓物と鮮血で溢れ返り、阿鼻叫喚の惨劇の舞台となった。そして、ただの肉の塊と化したかつて人だったモノは外に運び出され、予め掘ってあった深い小さな穴に杭を差し込まれ、風に踊る国旗と共に列べられた。
「閣下！犯罪者５３名の処刑が完了しました！」
指揮官らしい自衛隊員が外から戻って来て閣下に敬礼し、処刑完了の報告をする。
それを満足そうに眺め、頷き、こう言い放った。
「宜しい、大変宜しい、では諸君、引き続きこの国を良くして行こうではないかね・・・」
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