第一章

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聖獣のそれぞれ属している方位は、南の朱雀、北の玄武、東の青龍、西の白虎である。 そして、聖獣は単独では存在出来ず、聖獣を扱える人間、すなわち聖獣使いによって、その霊力を引き出されて、始めて聖獣となりえるのである。 聖獣使いというのは一族に伝承される資格であり、分家の長男がその資格者となる。 もちろん、資格があってもすぐに聖獣を扱えるわけではなく、厳しい鍛練を受け、聖獣に認めてもらって始めて、聖獣使いとなる。 今は、賢一が聖獣使いとして、白虎から訓練されているとこである。
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