1人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
そんなことを思えば周りのｶｯﾌﾟﾙばっかり気になる毎日…切ないあまり見てしまうこの現状は寂しい限りなのだが良き未来を思えばどってことない｡今は無理なだけでこの先ずっと逢えないわけではない｡それを思えばやりきれる｡ただこの世に一人の女の子を…ただこの世にいる女の子を愛していれば｡いつか必ず逢える｡信じるしかないないのさ｡自分に言い聞かせながらも毎日働きお金を貯めてはたまに友達と出掛ける｡ごく普通の生活なのだがやっぱり寂しい｡心は正直だ｡逢いたいただ逢って話をするだけでとても心地よく落ち着いた感じで気分が良いだろう｡その日を夢見て今は待つ｡そんな時に声が聞きたくなり電話をかけた｡この電話で気持ちはちょこっと晴れた気がする｡この日を境に俺は初めて手紙を心彩に書いた｡産まれて初めて相手に手紙を書いた｡今はケータイの時代｡用があればメール｡すぐ電話｡でも手紙を書いたそんな時代の手紙｡恥ずかしいのもあったが書くのが楽しかった｡返事が返って来た時は飛び上がるほど嬉しかった｡
最初のコメントを投稿しよう！