突然の…

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心彩と父親は血は繋がっているものの名字は別。一緒に住んでは居るが毎日一緒とは限らない。複雑な家庭の娘なのだ。弟と母親とはとっても仲良しで心彩と電話で話しをすると家族の話しを楽しそうに話してくれる。母親のほうには俺のことも紹介してくれたみたいで納得してくれてるようだった。心彩の母親とも連絡を取れる状態にしてもらって俺もその家族の一員として団欒とさせてもらった。うちの両親にも説明して納得してもらい付き合う了承を貰った。何事もなく終わって良かった。こうもすんなりと終わると思ってなかったからだ。 また次の日からまたケータイの手放せなくなる毎日が続く。鳴りっ放しのケータイ。どこに行くにも手放さず持ち歩いた。メールが来たら即刻返事をしメールも毎日たくさんやりあった。お互い少しづつオープンに話せるようになった。特に心彩は何かと俺に気を遣って上手く接して来れなかったみたいだったがようやく慣れたようでなんとなく距離が縮まった気がした。
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