秀との生活

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私は足元にあったバッグに手を伸ばし、何かを取ろうとしたその瞬間‥ 『ヤベッ!』 秀の言葉と同時に -ドシャッ!- と音と衝撃で私は車内でコケた。 『痛っ!何っっ!!』 すぐ顔を上げると、進行方向とは逆を向いていて車のボンネットが歪んでいるのが見えた。 『レイ大丈夫かっ!』 秀に聞かれても言葉が出ない。 出会い頭での事故。相手は反対車線で止まっている。 ポカンとしている私‥大丈夫だと思ったのだろう、秀は携帯を片手に相手の方に駆け寄って行った。 数分でパトカーと救急車が来て、私はとりあえず車から出た。
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