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『いえ、でもレイと一緒になりたい、子供を産んでほしいというのは本心です』
秀が言った言葉に私は幸せを感じた。
そして私達の報告が終わり、そろそろ帰ろうかというときフッと、家の中がやけに片付いてることに気づき、
『なんか家ん中サッパリしてない?』
と父に聞くと
『あぁ、もうすぐ俺は田舎に帰ろうと思ってな…』
と言う。
『どーゆう事?』
『ばぁちゃんと兄貴の面倒見るために帰って向こうでやってこうと決めてたんだよ。』
『そんなの全然聞いてなかった。』
『お前に何て言おうか考えてたとこだ。でもレイ結婚するんじゃちょうどよかったかもな‥』
私を田舎へ連れてくかどーするかも考えていたらしい。
『じゃアタシも部屋全部片付けなきゃね。』
『あぁ、そうしてくれると助かる』
私はサッと立ち上がり、秀に少し待っててもらい、部屋を片付け始めた。
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