柳我 幸 - ユウガサチ

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「お待たせしました。 『internal organs』でございます。」 リクはそう言うと皿を女の前に出し、その場から一歩下がりお辞儀をした。 「ゆっくりお召し上がりください。」 リクはそう言い残し、また厨房へと消えていった。 女は料理を見る。 たしかに名前はグロい。 だが、見掛けは素晴らしい。 こんな料理は正直、見た事もなかった…。 すると女はまた考える。 そうリクが言ったあの言葉だ。 それともう一つ。 リクが厨房に入り、料理を持って来たまでに至る時間はたったの数分…。 そんな短時間で、こんなに素晴らしい料理はできるのだろうか?
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