柳我 幸 - ユウガサチ

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2年前-… 「さぁーっち!たらぃみゃあ。」 「!?また飲んできたの?明日もはやいんでしょ?大丈夫?」 玄関のドアを開け男が入ってきた。 見た感じ酔っている。 「んーっ、どうだろぉねえー?」 「えっ!ちょちょちょ! …きゃあああああっ!!」 酔っていた為、男は自分では立っていれなくなり倒れる。 幸は支えられない為、下敷きになり倒れた。 「いったぁ…。」 「幸?大丈夫か!?ど、どうしよ!さ、幸が!」 「大丈夫…よ?ちょっとびっくりしちゃって。」 すると男は申し訳無さそうな顔をし、小言で言う。 「ごめんな。俺がヤクザやめたらいいのにな。」 そのまま立ちふらふらとした足取りで歩く。 向かったのはリビングである。 「…優也、さん?」 男は優也と言うようだ。 優也はソファーに体育座りでいる。 「優也さん。」 「っ!!」 優也は一瞬肩をびくつかせる。 なぜなら幸が後ろから腕を回す…と予想外な事をしたからだ。 「全然いいのよ。昔、優也さんを助けてくれた人に会いたいんでしょ?なら私も協力するから。 優也の恩人は、私の恩人だもん!」 幸は笑顔になり優也も幸を見るために後ろを向く。 そして二人して笑った。
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