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いつまで経っても文字が浮き出てこないメニューを見つめる集中力も、そろそろ限界がきていた…。
『その時』とはなんだろう?そもそも、そんな時は来るのだろうか?
常識に考えたらなにもない紙に文字がでてくる訳が無い。なにを真剣に見ていたのだろうか?
あの少年は相変わらず店の準備をしている。
それにしても静かだな…。
あの人以外に働いてる人はいないのだろうか?
「あ、あの…っ!」
「…?なんでしょうか?」
「や、えと何か話しませんか?
なんかヒマなんで…。」
少年は微笑み私の座っているテーブルまでやってきた。
座る時にガタンッとゆう音が響く。
だが、それ以上からはまたあの静けさだけがまた店を包んだ。
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