眞鍋 秀一 - マナベシュウイチ

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「…美味しい。」 男は料理を食べた。 その感想があれである。 男が言ったと同時に、リクが来た。 手には水。 涙の為に持ってきたのだろう。 「あっ、あの…。」 「なんでしょうか?」 男はリクをよぶ。 リクは男のもとに行った。 「これ、すごく美味しいですね。」 男は微笑んだ。 「それはそれは…。ありがとうございます。」 リクも微笑む。 「こんな事、話す事じゃないんですけどね。…聞いて頂けますか?」 「はい。私でよければ。」 リクは水の入った入れ物を男が座る机に置いた。 そして、椅子に座った。
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