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「眞鍋君!」
「はっ、はい!」
眞鍋 秀一…。
彼がまだ23歳の事。
「君はまた、ミスをしているね。…ここだよ。見たまえ。」
「は、はあ…?」
秀一は指された所を見た。
「…どこも間違ってないかと。」
「はあ。一個注文が足りてないんだがね?」
秀一はよく見た。
すると、確かに注文品が一つ足りない。
「でっ、ですが…緊急用ですし大丈夫だと。」
「わかっとらん!緊急用は、万が一の為だよ!?だからー…。」
-……
「…はあぁぁぁっ。」
「眞鍋ー。大変だな。」
秀一の横で笑う男。
多分同僚であろう。
「ったく、なんかあの人、俺に厳しくない?」
「あはは、俺も初めはあんな感じだったよ。」
「ったく、俺苦手だな。」
「みんなそうだよ。」
「…んっ。」
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