「   。」

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  死ね、 死ね。 死ね! 死ね!! 「死ねぇぇぇええぇえッ!!!!」 力の限り振り下ろした大型のナイフが、目の前にいる“金の代償”の首を突き刺す。 ぐちゃりとした肉に埋まる感触が、手に伝わった。 刃がずぶずぶと。 裂いて裂いて、ぶちまけて。 気管を潰す。 慣れたはずなのに、いつだって気持ち悪い。 荒い息遣い。 それだけが、木霊した。  
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