いつだって思い出すのは

2/10
前へ
/103ページ
次へ
俺がこの学校に入ってから2度目の春。 もう少しで桜が咲き誇るだろう。 近くに桜並木がある。 俺は春にだけわざとこっちを通るように帰っている。 『ある人に会いたい』から。 俺はあの光景を忘れない。 いや、忘れられないんだ。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加