いつだって思い出すのは
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ほら、いた。 彼女は桜を見上げていた。 「よっ!!さくら」 俺は彼女に声をかけた。 「彼方くん。」 彼女は俺を確認すると微笑んだ。 ―やっぱ可愛いなぁ。 「彼方くん??」 「あ、なんでもない。一緒に帰らないか??」 「うん、いいよ。」 彼女と俺は去年、この場所で出会った。
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