いつだって思い出すのは

3/10
前へ
/103ページ
次へ
ほら、いた。 彼女は桜を見上げていた。 「よっ!!さくら」 俺は彼女に声をかけた。 「彼方くん。」 彼女は俺を確認すると微笑んだ。 ―やっぱ可愛いなぁ。 「彼方くん??」 「あ、なんでもない。一緒に帰らないか??」 「うん、いいよ。」 彼女と俺は去年、この場所で出会った。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加