だって、その原因は

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「ねぇ。」 「ふぇっ!?」 つい間抜けな声が出てしまった。 「ぷっ!!くくくっ…」 「な、なに??」 「いやぁ、おもしろいなぁと思って。」 「そ、そうですか。」 「ところで、さっき何考えてたの??」 いつのまにか前の席を後ろに向けて座っていた悠斗。 「えっ??あ!!いや、あれはなんでもないんだよ!!あはは~」 とりあえず笑ってごまかした。 「ふぅ~ん。」 「うん。なんでもないの。」 恥ずかしくて書けもしない日誌に視線を落とした。 「じゃあさ、1つ質問してもいい??」 「質問??いいよ??」 「じゃあ、彼氏いる??」 「か、彼氏!?いないいない!!」 首を横にブンブン振った。
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