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しかし… その考えは見事に打ち消されました… 次の日の朝… またしても髪が落ちていたんです…。 前日、確認した時は何も無かったはずなのに…。 しかも…落ちている髪の本数が少しずつ増えているんです…。 その日は仕事が休みだったので、まだ 寝ている妻を起こそうと、寝室に戻ったその時でした… 妻の手首に絡み付く異様な髪が目に映ったのです…。 言いようのない恐怖感に襲われた僕は、その場で固まってしまいました…。 『何が起こってるんだ?』 とにかく、妻を起こさなければ…そう思い妻を起こすと… 妻は自分の手首にまとわり付く髪を見て絶句… 『なに?これ!?』 顔は血の気が失せ、口元が小刻みに震えていました…。 僕は、妻に事情を説明した後 以前 お世話になった霊媒師の所に行き、相談した所… やはり…あの鏡が原因だったようでした…。 しかも、『あの鏡をそのまま持ち続ける事は非常に危険』とまで言われてしまったのです…。 霊媒師の方が明日、鏡を預かり お寺さんに持って行ってくれると言う事で お守りも貰い、一先ずは安心しましたが…。
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