~再会~

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『 朝の事は気にしてないから大丈夫! それより椅子元に戻した方がいいじゃない!? それにそんなにかしこまらなくても大丈夫だよ! 』      昴が言うと泉ははっと後ろを向いて倒れたいすをおこして恥ずかしそうに椅子に座る。  〈はぁ…私なにやってんだろ…変に動揺してるし…恥ずかしい…〉             顔を赤くしそんな事を考えながら下を向く泉に悠紀子が心配そうに話しかけてくる。   『 何かあった!?いつもと様子違うから…』        そう話しかけられた泉はドキッとして誤魔化す様になんでもないと答えると悠紀子もそれ以上は何も言わずに自分の持っていたメニュー表を泉にみしてやりとりを交わす。そんな泉と昴のやりとりを見て凛子は、  『 二人は知り合い何ですか!?あっ初めまして!私凛子っていいます!』         その言葉に昴が凛子の方を見て、            『 いや違うよ!初めまして凛子ちゃん!みんなも初めましてだね!俺の事は知ってるみたいだしこれからよろしくね! 後これ渡しとくよ! 春みんな連れて見にくるんだぞ!じゃああんまりお邪魔しちゃ悪いからこれで失礼するよ。後そこの君も朝の音楽気に入ってくれたなら見に来て欲しいな…春またな!』              笑顔で胸のチケットをテーブルの上に置いてそういい残して一瞬だけ泉の方を見てカウンター席に昴が戻ると、春人かテーブルの上のチケットを手に取り他の四人も会釈をしてしばらく沈黙が続くそして透夜が、  『 いきなり見に来いとは驚いたな…それに泉何かおかしいし朝なんかあったの!?』    カウンター席に座る昴をみながらそう言うと泉はしばらく黙っていたがみんなの注目にたえきらずに朝の昴との出来事を話し始める。そして朝の出来事の一部始終を聞いた四人はそうなんだと納得していつもの様にやりとりを始める。それからしばらくして武彦が昴とのやりとりをやめて五人の所にやってきて新メニューの説明を始めて注文するのかを尋ねると五人はお願いしますと元気に答えると武彦は嬉しそうにテーブルを離れた。
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