∫俺だけを、見て∫

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「ごめん、乗れない。」 私は初めて 自転車を乗るのを断った。 私も、さっきから変だ。 さっきからというのは 亜由美が隼人の事を 誘ったときからだ。 そこから このモヤモヤは いつになっても取れなくて…。 亜由美と隼人を くっつけてあげたいって 思うほど モヤモヤは増加する。 私は 乗らず、モジモジしてると 「はぁ~ いつになっても いらつくな。 このバカヒヨコは。」 すると 隼人は 「キャッ…!」 アタシを持ち上げて 荷台に乗せた。 「俺に 従ってればいーんだよ。 幼い、ヒヨコちゃんは。」 「は?」 すると いつの間にか 自転車が動き出した。 「ちょ…ちょっと~?!」 私は怒ってるのに(つもり) 隼人の横顔は 笑っていた。
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