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「いくぞっ、日和!」
「うん!」
アタシはしっかり
隼人の背中を掴む。
すると
隼人は自転車を漕ぎ出す。
毎朝高校まで
自転車で一緒に登校している。
アタシ達は、2人とも
高校1年生。
最近高校生になったばかり。
毎朝アタシが隼人の事を
起こしている代わりに
いつも、後ろに乗せてくれる。
なにもしなくても
高校に着いちゃうのだ。
これが…
幼なじみの特権。
風も当たって、
とても気持ちがよい。
あ、そーいえば!
「ねぇ!
今日さあ、隼人んちの
少年漫画読みにいっていい?」
アタシはどうしても
読みたい漫画があった。
しかし、
周りにその漫画を持っている人がいない。
…しかし、いた。
近くに。
今日部屋に入ったら
あったんです!!
隼人の部屋に!
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