始まり

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────で 「お前……」 「何?叶多」 「光澤高校の制服、 どっから持ってきた?」 「えー?」 理巧は素晴らしい程の (黒い)笑顔を見せる。 「そこ歩いてた光澤高の一年に ちょっと俺の名前出して頼んだだけだよ? ほら、学年別でネクタイの色違うじゃん? 光澤高って」 何をしたからそんだけ有名なんだテメェは。 「……テメェそれを脅しっつうんだぞ」 「は?脅し? ちょっと凄く青ざめて震えてたけど ちゃんとOKしてくれたぞ? だから今こうやって光澤高の制服に着替えれてるんだし トイレでだけど…… まぁ細かいコトは気にしなくていいだろ」 それを世間一般では脅しって言うんだよ。 「それに不良が不良しなくてどうすんだよ お前じゃあるまいし」 「俺がなんだ馬鹿理巧」 「不良を不良しない不良だもんな、 お前は」 HPが三百減った。  
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