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「そんなことより
この制服の持ち主の一年は今何処にいんだよ」
「うちの高校の体育倉庫の中
大丈夫だよ、寝てるから」
気絶させやがったか。
相変わらず黒い人間だ。
「にしてもうちの高校
改めてトイレ臭いな
掃除してんのか」
「おい
それより脱いだ制服何処に置くんだよ」
「体育倉庫に放り込んでおけばいいだろ」
「ならお前、
着替えも体育倉庫でよかったんじゃねぇのか?」
……………
「早く言えよ!!」
「俺のせいか!!」
「……まぁ、うん。
もう着替えたんだからいいだろ
細かいコトは気にしない!これが俺!!」
何キャラなんだテメェは
O型野郎が。
まぁ何はともあれ
着替えも終わった
後は光澤高校に忍び込むだけだ。
……ふっ
「血祭りにあげてやらあああ!!」
「お
燃えてるな」
「ふははは!
俺のピュアな心をいたぶった罰だ!!
しっかりと偵察してくれよう!」
「偵察かい
血祭りじゃねぇじゃん」
「当たり前だろ馬鹿理巧。さっきのは冗談だ。
俺は仕置きと説教が必要な奴だけに愛の拳を振るうんだよ。
あいつはただのブラックリスト登録者だ」
「……全く、相変わらず不良を不良してないねぇ……」
そうして俺達は光澤高校に向かった。
これからとんでもない不幸が
俺のみに来るとも知らず……
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