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男性は強かった。
向かい来る怨霊たちを色々な術で次から次へと無に帰し、辺りはすぐににぁと男性だけになった。
「あ…ありがとう御座います。」
にぁは御礼を言うと男性に祝福をかけた。
「いやいや+拙者も調査中だった故支援をいただき助かったで御座るよ+」
男性はあははと明るく笑った。
「調査…ですか??」
「そうでござる+拙者、こうみえてもアマツ忍者G蒼燕~sinobi~の副頭領をしてるでござるよ^^」
「なるほど…道理で強かったわけですねι」
「まぁ頭領は物覚えの悪い駄目っ子でござるが+」
男性はあははと笑いながらも何かに思いを馳せるような表情をした。
「あの…」
沈黙に耐え兼ねてにぁが声を掛けると男性は
「おっとιかたじけないιどうもほぉむしっくでいかんでござる+」
と苦笑を浮かべた。
「さて+拙者そろそろ調査に戻る故気をつけて巡業するでござるよ??+」
「あ…まってくださいι」
にぁは男性を呼び止めた。
「あの…実はPTからはぐれちゃって……」
「!!巡業ではなく迷子で御座ったか+」
Σ(T▽T;)グワーン
「あぅ…そうかも………」
にぁが困った顔をしていると男性がわしゃわしゃと乱暴に頭を撫でた。
「拙者は隠元と申す。仲間と再会するのをお手伝いいたす+」
「あ…ありがとうございます!!私はにぁと言います。」
ぺこりと頭を下げたにぁに隠元は
「お代は高いでござるよ??+」
と悪戯っぽく笑った。
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