503人が本棚に入れています
本棚に追加
黒いコートの男『さて、それじゃ始末するとしますか。』
カシャンと言う音に続き、弾丸がリロードされる。
言葉とは裏腹に表情は笑っていない。
いつでも弾丸を発射できるようにトリガーに手を掛けている。
このあたりで目撃されたシャドウは本来の戦闘能力はなく、“使い魔”とされることもめずらしくない。
しかし、厄介なのはその特性。名前の通り“影”つまり周囲の物の戦闘能力を一時的に自分の物にしてしまう。
既に液体のような形になり、散らばる魔物の残骸へと流れだしていた。
なるほど、こいつがこの辺りにマーキングしていたから縄張り争いが拡大したのか。
最初のコメントを投稿しよう!