過剰反動効果

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《昭和5X年4月X2日》  線路の下を流れる川。そこには、何人かの警察官と新聞記者、ヤジウマがごった返していた。 警官「あ、村上さん。ご苦労さまです」  警官は、若い刑事に挨拶した。 村上刑事「おつかれ様です。で、どんな感じ?」 警官「ホトケ見たら、わかりますが…バラバラ殺人なんかより、よっぽど異常ですよ」  村上刑事は、被害者を隠しているビニールシートを捲る。 村上刑事「…ヒドイな…」  被害者の身体には、ビッシリと針が突き刺されている。村上刑事はすぐにシートを元に戻した。 警官「村上刑事、検死結果でたそうですよ~」 『死亡推定時刻は夜11~12時の間。死因は、痛みによるショック死…』  警察署に戻った村上刑事は、何度も検死結果レポートを読み返していた。
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