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目の前に置かれたたこ焼き…全部で12個…だいたい、辰美の考えそうな事はわかっている。
辰美「察しの通り!この中の二個は針が刺さったかのような辛味がほどばしる、激辛たこ焼きで~す。最終的には二人が生き残るまで食べるって流れ。で、勝ち残った人が…」
新橋「…絶対命令の権利を得る…って訳ですか?」
くだらねぇ~ほら!誰かなんか言ってやれよ。伶奈とか絶対やらないだろ…
伶奈「面白い…やりましょうか」
やんのかよ!?私は口からでかかった言葉を飲み込んだ。何故か、皆やる気満々だ…
桜「あ、始める前に…ちょっと失礼しますね」
村上「俺も!」
何人かが席を立つ。まぁ、トイレだろうが…
全員が揃った所で、ゲームが始まった。談笑しながら口に運ぶ…
もぐもぐもぐ…
どうやら、セーフのようだ…
ギャアアアアアア!!
耳をツンザクような悲鳴が店内に響き渡った。
バタ…
新橋は椅子から転げ落ちて倒れた。
美鈴「…いつも無口は新橋さんが、あんな悲鳴をあげるなんて!?」
想像を絶する激辛のようだ…あと一つは誰が!?
バタ…
倒れたのは、真理だった。一言も発っさい質素な最後(死んではいない)だった…
そして、またテーブルにたこ焼きが並べられた。次は10個…
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