過剰反動効果

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『ホテル 荒・モード』  そこは、渋谷のホテル街にあるラブホテルである。 男「おぉ…すごいな!こんなに綺麗なもんなんだなぁ…やっぱり、ここは未来なのか…」  男は、桜の首に手をかける。小さな痛みが走る。 男「さて、君はこれから私の先生だ。この時代の事を、色々と教えて貰おう。まずは…テレビのチャンネルのかえ方だ。チャンネルボタンもないのに、どうするんだ!?あぁ…今の君は、かなり小さな声なら出せるようになっているから、遠慮なく喋りなさい」 桜「アナタハ、ダレ?ナンナノ…ワタシヲ…ドウスルツモリ?」 男「あぁ~。余計な心配はいらないよ?ヒドイ事はしないから(今は)私が誰かって?今日は機嫌がいいから、特別に答えてあげよう…私は…『村上』と言います。昭和XX年生まれ。ある日、雷が私を直撃しました。死んだ。と、思ったら…ここにいた!ワァオ!!タイムスリップだ!!天才を天災が救った!ギャハハハハ…まぁ、信じなくてもいいがね」 桜(何、この人…頭がおかしいの?そんな話、信んじられる訳ない…) 村上「さて、サービスタァイムは終了。質問に答えてくれるかな?」 桜「……」 村上「あぁ~仕方がないなぁ~」  村上はポケットから、針の入ったケースを取り出した。針を手に取り、桜に突き刺した。 桜「ィタィ!!」  桜は小さな声で叫ぶ。 村上「…今のは、ツボとか関係なく、ただ突き刺しただけだ。答えるまで、どんどん突き刺していくが?」  何時間経過したのだろうか…テレビをつけたまま、沢山の質問をされ、村上は膨大な量の情報を取り込んでいた。私の身体からは、針を抜き刺しした傷跡から血が流れ出していた。 村上「…あぁ~まだ、色々と聞きたい事があるんだが…未来の警察は、色々とやっかいそうだ。そろそろ、行動に移さないとダメだな…」  そう言うと、村上は自らの眼球に針を突き刺した。
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