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これは13年前のちょうど今頃。お盆休みを利用して祖父母と一緒にK県のS市にある祖母方の本家に遊びに来ていた時の話。
祖母方の本家はその昔辺り一帯を所有する大地主だったらしく家がデカイのなんの。
お屋敷といってもおかしくないでかさで、中で迷子になったこともある。笑
で、この家なんだが屋根は瓦葺き、壁は土佐漆喰。
でも窓はガラスと鎧扉で玄関は立派なドア。
しかも鷲のノッカー付きの変な家だった。
その当時住んでいたのは年食った曾祖母の姉とその孫一家だけ。
後は通いの家政婦(いわゆるメイドWw)のオバハン。
だから家のほとんどの部分は使われてなくて鎧扉が締め切られて。
真っ暗&チョー黴臭かったのを覚えている。
その本家に到着した日の夜、俺はなかなか寝付けずにいた。
祖父母と応接間の隣の客間で寝ていたんだが、もともと枕が変わると寝付けないたちなのと、何かいい知れぬ不快さで物凄く寝苦しかった。
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