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「よろしくね!」
それでも彼女は、気を悪くする事もなく、キラキラと輝く笑顔を俺に向けた。
「何の用?オヤジなら居ないけど。」
その笑顔に少しドキドキしたのを隠すようにわざとぶっきらぼうに言った。
「あ………昴君の勉強……見て欲しいって言われたんだけど……。」
「は?あんたが…家庭教師?」
「………まぁ。そうね。」
彼女はそう言うと俺の部屋に向かった。
「部屋、2階でしょ?」
階段を上がる彼女の腕を思わず掴んだ。
「勝手に入んじゃねぇよっ!」
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