第二章:転校生

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先「え~・・・今日は転校生を紹介する。入ってきなさい。」 朝のHRで先生が転校生を紹介した。 名前は氷室龍(ひむろりょう)と言うらしい。 髪の色は茶髪で、耳にはピアス、手には何個もの指輪。 それでも端正な顔立ちだ。 だが・・・いかにもお金持ちの遊び人という感じの奴だった。 龍「零泉都学園から来ました。氷室龍です。みなさんどーぞよろしくぅ~♪」 クラスの女はヒソヒソとなんだか話し合っている。 どうせ、顔がどうとかというだけだろう。 そんなものお構いなしに話を続ける先生。 先「それでは、席は~・・・」 龍「あ!センセー俺あの子の隣がいい!!」 そう言って氷室龍が指を差した先にいた人物は詩奈だった。 詩「・・・私?」 クラス中からざわめきの声が上がった。 女子のほうからは嫉む声もあった。 先「まあいいだろう。じゃあ早く席に着きなさい」 龍「は~い♪」 そういいながら氷室龍はズカズカと詩奈の方へと歩いていき詩奈の席の前で足を止めた。 龍「名前なんての?」 詩「私・・・?西条詩奈です。よろしくね♪」 これだから天然は・・・。自分が目付けられてるのもわかっていないで、自己紹介なんかして・・・。無防備にもほどがある。 龍「そっかぁ♪詩奈ちゃんって言うんだぁ!これからよろしくね♪」 言うなり詩奈の手をとりあろうことか詩奈の手にキスをした。 周りからは黄色い声・・・ 俺の記憶はここまで。 ~輝談~ え?詩奈ちゃんが氷室龍にキスされたときの翼? 面白かったよぉ♪こんな感じ♪ (;゚[]゚)・・・・・・・・・・・・・・。 そのあとしばらく廃人と化してたね。ありゃ立ち直るのには時間が必要だわ♪(←楽しんでる奴(笑))
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