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「んーと…ごめん。詳しく説明してくんね?
俺馬鹿だからようわからん。
まず聖獣てしゃべれんの?そんな簡単に会えんのか?」
俺の問いにレイジは言葉を選ぶように答えた。
「まず聖獣様は喋れんのかという質問だが答えは正確にはNoだ。
聖獣様は喋るというより心に直に語りかけてくる。
そしてその声を聞けるのは代々守人の一族だけ。
守人の一族というのは大昔から聖獣様に仕えている一族で、聖獣様の声を聞く事が出来る事から王族と同じくらい強い権力をもってる奴らなわけよ。
まぁこれがそのまま質問の答えになるけどな?」
なるほどねぇ…、ん?
「じゃあ何で聖獣はその答えを知ってるんだ?
必ずしも知ってるとは限らないだろ?」
レイジはいい質問だと言わんばかりの顔をして先程持ってきた分厚い本を開いた。
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