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鋼龍
「我こそが、我こそが皇帝にふさわしいのだ……」
鞍馬
「それはスプリング☆ドリームの話のはじまる、半年と少し前のこと」
女官■
「あれが、めったに人前に姿を現さない"無能"の…」
女官★
「皇帝様と第七王妃様の一の君(きみ)、鋼龍様…ですか」
女官■
「呪術師の一族である王妃様の息子でありながら異能がほとんど使えないだなんて。下の二の君と一の姫は強大な力を持つのに…」
女官★
「しかし、剣の腕は皇位継承者の中で一番上なのでしょう?」
女官■
「それはそうだけれど、序列は下から3番目……皇帝になる確率はかなり低いわね」
-場転-
鞍馬
「いつの時代、どこの場所でも常にあるのは噂話。しかしその噂話を本人が聞いたからこそ、この話は幕を上げる」
鋼龍
「我が皇帝となるために、まずはあの島国を手に入れよう…異能が無いことなど知ったことか。あやつらは我の道具となったことだしな。最大限利用してやる……」
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