夢から醒めたら・・

夢の中の・・

志乃・・・。
もし兄妹だとして
血が繋がっていたとしても
俺はこんなにお前が好きなんだ。

神様って信じてるわけけじゃないけど
いたとしたらすんげえ意地悪なんだな。
俺がこんなに志乃の事好きなのに兄弟にするなんてさ。
どうせ兄弟にするならこんな感情俺に持たせるなよ・・・。
体がふわひわとうかんでいて水の中にいる感覚。
俺は死ぬのか？志乃がこんな俺しか知らないままで・・。

「剛・・。」
どこかで聞いたことがある声が俺を呼んでいる。
ああ、志乃か。よく考えたらおれってば酷い奴だよな。
実の妹に手出そうとしたんだ。ごめんな志乃・・。
いまさら謝ったっていまさら自分のした事に後悔したって意味ねえのに・・。