29人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「・・う!剛!!」
目を醒ますとそこにはメンバーの顔。そして・・志乃の顔。
「ああ!!良かった!あのアクロバットまじ危ないから気をつけろって俺、
おまえに言っただろう?本当にお前は!」
佐久間が泣きそうな声で俺に言った。
「ごめんな剛。俺の土台がわるくてさ。でも、剛が死ななくて本当に良かった!」
両先輩も本当にうれしそう・・。
「でも、本当によかった。うん。本当に!」
他のみんなも笑顔だった。
俺は田崎や志乃の顔をまともに見れなかった。
なんていったらいいのかわからなくて。
「剛君。三日も倒れてたんやで。
志乃もすんげえ心配そうにまいにちかよってたんよ。」
明るく田崎が声をかけてきた。
俺は田崎が気を使ってくれているんだと思った。
「あ、田崎ごめんな。」
おもわず最初に出た言葉だった。
「なんや剛君。なんで謝るねん。」
不思議そうな田崎。
「いや、あのさ。志乃のことさ・・。」
「は?志乃がどうしたん?それより!剛君もみずくさいなあ~。」
田崎がいうとメンバーみんなの顔がにんまりとなる。
「え??なに??」
最初のコメントを投稿しよう!