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家に着けば、親父に傷だらけの顔を見て驚かれたが、そんな事よりハヤが大変だと、ハヤを親父に見せた。
始めこそいい顔はしなかったが、事情を知ると、飼う事を許可してくれた。
ハヤは、オレが守る。
絶対に。
幸いにも軽い怪我だったためか、大事には至らなかったらしく、ホッとした。
自分の怪我なんてどうでもいいと思っていたが、今更になって鈍い痛みが襲い始めた。親父は笑いながら手当てをしてくれて、今日はハヤを真ん中に、川の字で睡眠を摂った。
もう、ハヤは家族の一員だった。
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