挑戦

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選手コースに入って初めての練習日。 少年は不安と恐怖しかなかった。 何故なら、曜日コースには兄がいて、友達いた。けど、もうその存在はいないからだ。 ただ、知っているの鬼コーチだけ。 初めて会う子… 少年より年下の子も居た。 その子達は一級を合格した子達ばっかりだった。 どうやら少年だけ飛び級らしい。 だけど、飛び級で問題が。 それは、選手として当然であるターンを教えて貰ってなかった。 少年以外の子はみんなターンをしていた。 少年は練習した。 そして、その日の練習の最後に50mのタイム測定。少年は短時間で習得したターンを使う時が来た。 そして、少年の番が来た… 少年は、恐る恐る飛び込み台に乗った。 そして、かけ声が… 「位置に着いてー、よーい…」 ドン!!! と、光が見えて銃声が聞こえ一斉に飛び込み台から飛んだ。 少年も飛んだ。 飛び込みだけで、差をつけられた。 少年は、差を縮めようと必死に泳いだ。 そして、25m地点。少年はさっき習得したターンをした。初めてだったので、どこかぎこちなさそう思えた。 そして、最後の25m。 みんなから5mは離されていただろ。少年は必死に泳いだ。 結果が49秒だった… 他の子は45秒。約5秒の差だった。 その時、少年は現実を知った。上には上がいる事をしった。 そして、少年に1つの目標が出来た。 「小学生組で、1位になる」事だ。 そして、少年の夢への挑戦が始まった。
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