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「……」
大和 修羅
コイツはボスザルや。
不機嫌そうに呟いただけで
あのしつこそうな野次馬を蹴散らしてもうた。
要注意人物:大和 修羅
そうやって
ｱﾀｼの頭にインプットされた。
「…ねぇ。」
「ギックーン!!」
「…口で効果音出す人初めて見た。」
修羅がクックッと笑いながら留希阿を眺める
あかん!!つい効果音を口から発してしもたわ!!
バッと口を押さえて真っ赤になる留希阿
「さっきの。全部口に出てたよ。聞いてたのは俺だけだけど。」
ニコッと笑った…筈だった
そう。ニコッと。
「…誰が要注意人物だァ？」
さっきまでの顔が仏だとしたら
今の顔は…
は…般若が…目の前に般若がおる…!!
誰かに助けを求めようと周りを見るが、移動教室のようで誰も居ない。
「く…口調変わってるで自分!!」
「悪ィなァ…これが本当の俺だ。文句あんのかこの女（あま）ァ!!」
うぎゃー!!
あかん!!絶体絶命や!!
一大事や!!
これは…
これはもう…!!
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