優等生とヤンキー

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ガッターン!! 留希阿が勢いよくイスから立ち上がる 勢いをつけすぎて豪快に倒れるイス 「くくっ…どーしたよ?ビビりすぎて逃げ出したいってかァ?この甘ちゃんがよォ?」 留希阿の横髪をくるくると指先に巻きつけて挑発する修羅 次の瞬間 パシン!!!!!!!!! 修羅の手が留希阿の手の甲によって払われる 「ぁあ?何すんだこの…」 「触るなや。」 低く唸るような留希阿の声 「ンだと…?」 修羅が留希阿の胸ぐらを掴む 「テメェ女だからってチョーシ乗ってんじゃ…」 「触んなゆーたのが聞こえないんかこのどあほがァ!!」 留希阿が修羅の手首を思い切り捻り上げる 「ッ痛…!!」 ―何だコイツ…!!俺より力強いんじゃねェか…!?― 修羅が顔を歪める 「テメェ喧嘩慣れしてやがんだろ…本性出しやがれ!!俺と喧嘩しろ!!」 この高校の頭は俺だ… 俺以外にいるはずねぇ…!
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