優等生とヤンキー

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「頭、『枝垂れ桜』ってしってますか?」 「…桜だろ。」 「違いますよ!!最近有名な族らしいですよ…何でも、レディースだかで…」 ゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜ 修羅が食い入るように留希阿を見る 「…何や人の顔ジロジロと見おって…なんかついてるんかァ?ぁあ!?」 「…枝垂れ桜…」 その言葉にピクッと留希阿の眉が動く 「…お前…まさか…『枝垂れ桜』の頭……!!」 修羅が呟く 「…ちゃうわ…自分…何言って…」 明らかに動揺を見せる留希阿 「…アンタの入れ墨が教えてくれた。」 修羅が指差した先には… ワイシャツに透けて見える二の腕の桜の入れ墨 「…!!」 バッと腕を押さえる 「…だったら何や…校長にでも言って…退学にしてもらうんかい…」 悔しそうに しかしどこか悲しそうに言う
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