優等生とヤンキー

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「前の学校も…前の前の学校もそうやった…もう慣れたわ。好きにしたらええわ。」 鞄を机の横から外し、背負う留希阿 「ほな、さいなら。」 「待て。」 ガシッと留希阿の肩が掴まれる 「何や…まだ何か用あるんか…」 「アネゴォ!!!!!!!!」 修羅が突然叫ぶ 「のぁっ!?」 ビクッとする留希阿 「…俺がこんなに喧嘩にこだわるのも…ヤンキーになったのも…俺が枝垂れ桜のアネゴに憧れたから…!!」 何かまるっきりキャラ違う修羅 「ちょぉ待ちィ…意味が良く分から…」 「俺を舎弟にしてくれアネゴォォォ!!!!!!!!!!」 「なんでやねぇぇぇん!!!!!!!」 本場仕込みの突っ込みが 授業の始まった学校に響いた …前略 お父様お母様 留希阿は転校一日目にして 10000人目の舎弟が出来ました。
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