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熱い血が流れる首筋に
冷やかな光を帯びたナイフ
黄昏色のまなざしが微笑みを浮かべる
振り返ることは出来ない人生が崩れ行く
解けない呪縛の糸が絡み付く
闇が形を変え我を映し出す
目の前の姿は悪魔に魂を売った者
これが本当の自分なのかそれとも…
変わり行く時代に飲込まれて行く
快楽・優越・嗚咽・劣等・侮蔑
混ざり行く世界甘い言葉に惑わされ
憎悪の罠へと落ちてしまう
消えてしまいたいこの場所から
死んでしまいたい失うモノはもうないから
かけ離れた自分が他人を不幸にする
人を傷付けることが喜びとなり
死にいたらせることに夢中になった
こんな自分がいなくなれば幸せになれる
全てを投げ捨てれば自分も
幸せになれるだろうか
何もかもが無になれば…
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