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4月17日(火)
『ヤクルトや横浜なら巨人と対戦しなきゃならないでしょ。‥巨人のピッチャーを打つということは、長嶋さんを泣かせるということ‥‥‥長嶋さんの涙はもう見たくないから‥』by落合博満
(プロ野球選手)
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駒田を失ってまで獲得した落合であったが、その力は年を重ねるごとに低下していく。そして1996年オフ、FA宣言を行なった清原和博を巨人は獲得する。清原のポジションは、落合と同じファースト。
当時巨人の監督であった長嶋監督は、偉大なる記録を作った落合を気遣い、涙ながらに落合に移籍することを促す。
移籍を決断した落合にヤクルト・横浜・日本ハムから誘いのオファーが届き、落合は日本ハムへの入団を決意する。その会見で放った名言。
ヤクルト・横浜だと巨人と同じセリーグ‥長嶋監督と戦わなければならなくなる。日本ハムだとパリーグで長嶋監督と戦わなくて済む。これが落合の決断の理由であった。
駒田といい、落合といい‥自分を捨てたチームや監督を思いやった決断‥。
一方、巨人入りした清原は、ケガもあり、思う様な成績を残せず‥2005年に自由契約。現在の巨人のファーストは、ロッテから獲得した李。未だに巨人は、生え抜きを育てられずにいる。
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