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「ウフフ♪」
母さんは俺の顔を見て怪しげに、そしてノリノリで笑った。良い年してウフフと言うのは止めてほしい。
「じ・つ・は!」
「……実は?何?」
「アイドルのオーディションの書類審査受かったちゃったの!」
母さんが?
いや、駄目だ。息子として精一杯アイドルになる事を引き止めたい。
「って事で蓮、今日オーディションの会場行って来てね?」
「何で俺?」
「何でって……蓮が受かったからに決まってるじゃなーい!」
俺がアイドルのオーディションの書類審査に受かった、という事だろうか。
「は?意味が分からない。」
「……ウフ♪ほらほら、急いで着替えて?髪は私が整えるから!」
そう言って母さんは軽くスキップをしながら部屋から出て行った。いつまでウフフキャラ続けるんだろう。
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