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ルイ「竜は行っちゃったからさ、3人で学園祭まわろうぜ!」
李玖「そうだね~。蓮、良いよね?」
既に行く気満々のルイがテントの出入り口での提案に、李玖は同意し俺にも同意を求めてきた。
蓮「うん、……良いよ。」
1人でまわるのは気が引けたので、一緒にまわる事にした。
そして校舎の中へと足を踏み入れた。
外国の高級ホテルをイメージさせるような洋風の内装だった。校舎に入る前に見た外装は、コンクリートなどの灰色の壁ではなくレンガのようなものを使っていて赤茶色だった。
多くの生徒を受け入れるためらしく、広さもある。
しかし“祭”をやるには全く似合わない所だった。
ルイ「蓮はどっか見たい所あるかー?」
蓮「見たい所って言われてもな……。」
何をやっているのか全く想像がつかない。
雰囲気的に焼きそばとかクレープとかの出し物をやっている訳ではなさそうだ。
李玖「ファッションショーとか、上映会、食事だっから軽食だけどカフェやってる学級があるよ。」
蓮「ファッションショーって……。」
他のもそうだが、さすが芸能学園と思わせるような出し物だ。そのファッションショーをやる場所があるのも驚く。
李玖「ファッションショー気になる?じゃあ行こうか~。」
ルイ「うっしゃ決まり!Let's go!」
無駄に発音が良いルイはさて置き、今話していた廊下から生徒やお客で賑わう廊下へと向かった。
今話していた廊下というのは、テントから近かった教員用出入り口から繋がる廊下だ。
学園祭中この廊下は警備員によって封鎖されていて誰も来ないから楽に入れるだろう、という李玖の考えで来たのだ。実際来てみれば誰も居なくて、しんとしてしていた。
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